小さな家

小さな家

コンパクトだけど豊かな空間に

ここでは、延床面積が30坪前後の家を「小さな家」としています。
限られた床面積や余裕のない敷地では、緑を楽しむ生活を送るのは難しいと思われるかもしれません。

私たちは、むしろそのような状況だからこそ、緑や自然と親しむことが大切な要素になると考えています。
それは、外とのつながりを設けることが、家のコンパクトさを感じさせない空間の広がりや心地よさを生むからです。
庭やバルコニーと連続させたり、借景を取り入れる窓を設けたり、その方法は様々です。必ずしも広い庭は必要ありません。

室内だけでなく敷地の隅々まで、さらにはその周囲の環境へと、外につながる工夫を重ねることが、日々の暮らしをより豊かなものにしてくれます。

特徴と気をつけるポイント

30坪程度の床面積があれば、4人家族はもちろん、それより多い人数でも快適な生活が可能です。
そのためには、プランニングの工夫が大切です。
仕切りを少なくして空間をつなげたり、吹き抜けを設けると視線が抜けて開放感が得られます。また、廊下や生活動線が最小限になるように計画すると、無駄な移動が無くなり暮らしやすくなります。収納スペースの確保も大切で、造り付けの家具や小屋裏収納など空間を有効活用します。コンパクトな分だけ、建築費用やランニングコストを抑えられるのも良い点です。

庭の広さが確保できない場合でも、枝が広がらない立ち性の植物を植えることで緑豊かな庭にすることができます。また、玄関先やバルコニーの一部を植栽スペースにすると、身近に緑を楽しめます。

コラム


荻窪の家 LDK
荻窪の家
太子堂の家 リビングからカバードデッキを見る
太子堂の家
府中の家 庭の植栽は施主自ら施工したもので、今後充実される予定
府中の家
若林の家 2階リビング バルコニーの一角に花壇を設け高めのルーバー手摺りで囲んでいる
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鎌倉の家 ロフトから見下ろす
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小さなコートハウス
吉祥寺の家 屋根の一部にトップライトがありロフトからトップライト越しに空を眺められる
吉祥寺の家
あざみ野の家 パーゴラからリビングを見る
あざみ野の家