小さなコートハウス｜限られた規模の中で中庭と屋上庭園を実現した家

敷地は自由が丘まで歩いて行けて多摩川にも近く、都市と自然の両方を楽しむことができる立地ですが、土地の分割で細分化され、三方に隣家が迫る状況でした。
「お互いに軒を接するような近さにあっても、まわりの視線を気にして内にこもるような暮らしはしたくない。」
「限られた広さでも、明るく快適に緑と親しんで暮らしたい。」
このような望みを、コートハウスと屋上庭園を両立することで実現しました。

１階は個室と水回り。中庭を囲むことで、明るく開放的でプライバシーを守られた空間になっています。
LDKと寝室は２階へ。リビングからは中庭の緑とお向かいの桜を借景として楽しめます。
屋上庭園から中庭へツルニチニチソウの蔓を垂らすと、緑のカーテンのようです。
芝生を敷いた屋上庭園は、周囲を気にせずに過ごせる自分たちだけの庭です。

街中の住まいでも、工夫次第で緑ある生活を楽しめる一例です。