北町の方形|庭と空を見上げる家

北町の方形 外観 アプローチの脇にはカリン、左の板塀に絡まるのはカロライナジャスミン

北町の方形

武蔵野の緑が色濃く残る落ち着いた住宅地の一角に建つ、スキップフロアのある住まいです。
地階から1階までスキップフロアの構成になっていて、リビングは半地下に、和室とファミリースペースが地下1階にあります。
リビングの吹抜に面した窓からは地階まで光と風が入り、地下とは思えないほど明るく気持ち良い空間が広がっています。

玄関を入ると、まず半地下のリビング越しに庭が正面に見えます。
リビングは見上げるように庭とつながり、視線が低いため落ち着いた雰囲気を感じられます。
来客が多いのでダイニングはウッドデッキと一体に使えるように計画し、リビング側にベンチを設けて多人数で食事をできるようにしました。
ジューンベリーを主木にした庭は、実がなる木を多く植えています。
リビングの大きな窓の前はハーブ畑で、収穫も庭の大きな楽しみとなっています。
地下の和室は3畳ほどの広さですが、障子を開け放つことでファミリールームとひとつながりになり、
茶を嗜む施主がお手前を披露したり、客間としても使われます。

1階から地階まで動線が立体的に回遊できる空間変化に富む内部に比べ、外観は周辺環境に馴染む落ち着いた佇まいとしました。

Data
所在地東京都
構造・規模木造地上2階地下1階
竣工年2009
敷地面積140.01㎡
建築面積54.01㎡
延床面積141.71㎡
施工幹建設
造園高松造園

雑誌・書籍
『HomeGarden & EXTERIOR』2014 >>LINK

『緑と暮らす設計作法』2013 >>LINK
『チルチンびと』2011 >>LINK

『MY HOME+』2010 >>LINK
『住宅建築』2009.8 >>LINK
WEB・TV
『GARDEN STORY 住宅に庭の緑を取り込む』 >>LINK

『渡辺篤史の建もの探訪』 >>LINK