大きな町屋
都内の成熟した住宅地にありながらも、数少ない恵まれた広い敷地にある住まいです。
建物はL型の平面をしていて、中庭に開いています。
そのうえで、1階を居間・食堂・厨房、図書室などのパブリックゾーン、2階を寝室・個室・浴室などのプライベートゾーンと明快に分け、それぞれの部屋で光や風、緑を楽しめるようにしました。
3階は眺望を楽しめる書斎と屋上庭園。パーゴラのあるデッキとハーブ類を植えた屋上庭園は、住宅地の中とは思えないほど開放的な景色が広がります。
規模の大きな住宅ですが、それぞれの場所は住み心地を考慮した適正な広さになっており、住み心地を支える工夫をいつも通りに施した住宅になっています。
また、施主の要望でフィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの住宅のエッセンスを随所に取り入れています。こだわりの北欧家具や照明が建物と調和し、暮らしに溶け込んでいます。
Data | |
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所在地 | 東京都 |
構造・規模 | RC造地上3階地下1階 |
竣工年 | 2006 |
敷地面積 | 439.41㎡ |
建築面積 | 219.06㎡ |
延床面積 | 416.16㎡ |
施工 | 葛工務店 |
造園 | 高松造園 |