太子堂の家|カバードデッキのある都市型住宅

太子堂の家 リビングからカバードデッキを見る

太子堂の家

住宅地の25坪ほどの敷地に建つ、カバードデッキのある住まいです。
玄関までのアプローチにアズキナシやジューンベリーといった木々を植え、その間を行き来できるようにしています。玄関前の小さな庭は街並みにも潤いをもたらし、道路側からのほどよい目隠しにもなります。

リビングは採光に優れた2階です。
室内を少し小さくしバルコニーを広めにすることで、アウトドアリビングのある暮らしを楽しめるようにしました。
バルコニーの屋根には大きなトップライトがあり、囲われながらも室内まで届く十分な採光が得られます。
プランターに植えたレイランドヒノキの緩やかな目隠しで守られることで、閉じつつ開いた快適な半屋外空間になりました。

地下には楽器演奏室があります。
地下は防音に有利な一方、湿度が高くなるデメリットがあるので、ルーバー床の吹抜で地上から光と風が入るようにしています。
また、木・深岩石・珪藻土などの質感のある仕上げを取り入れ、素材の魅力も感じられるようにしました。

Data
所在地東京都
構造・規模木造地上2階地下1階
竣工年2019
敷地面積85.00㎡
建築面積50.98㎡
延床面積106.72㎡
施工堀井工務店
造園高松造園
耐震性能等級2
制振ダンパー

雑誌・書籍
『緑と住む。』2021 >>LINK