一般公開されていた旧赤星鉄馬邸(1934)を見てきました。
この建物はアントニン・レーモンド(1888-1976)が実業家の赤星鉄馬の依頼で設計したRC造の住宅です。
10年ほど使われた後に日本陸軍、GHQに接収され、さらに10年ほど後にナミュール・ノートルダム修道女会の所有となりました。
その後2021年に武蔵野市に寄贈され、2022年には国登録有形文化財に登録。
武蔵野市が今後の利活用を検討しており、期間限定で一般公開されていたものです。
所有者が変わる間に増改築がなされ当時のオリジナルが失われた部分もありますが、近代モダニズム建築の特徴を残していることや吉祥寺の広大な敷地に建つ利点を活かし、地域に愛され使われ続けるといいですね。