映画「アアルト」を見てきました。
フィンランドの建築家アルヴァ・アアルト（1898-1976）とその妻アイノ・アアルト、後の妻エリッサの３人の関係を軸にしたドキュメンタリーです。
映画は、当時と現在の映像、アルヴァとアイノがやりとりした手紙、建築史家や建築家のインタビューをもとにそれぞれの人物像や関係を描いています。アルヴァもアイノもとても人間的魅力に富んだ人だったようですが、奔放なアルヴァをアイノが公私共に支えていたそうです。
建物や家具よりも人物を中心に描かれていて、アルヴァ・アアルトにはアイノとエリッサの存在が大きかったことや、時代背景を含め知らなかった側面を知ることができました。
個人的によかったのは、ドローン撮影による建物の俯瞰映像。
雪景色の中、パイミオのサナトリウムがうっすらと姿を現わす様は美しかったです。
アアルト夫妻の書簡は本にまとめられ出版されています。
夫婦間の書簡が公にされて当の本人たちはどのような気持ちだろう⁉︎とも考えてしまいました。
今なら、LINEやメールの中身を発表されるようなものですよね。
ちょっと抵抗ありますね・・・笑